かぎ針の個性的な編み方で編み物をもっと楽しむ。
かぎ針を使った編み物では、くさり編み、こま編み、長編みは編み方の基本ですが、この編み方をマスターしてしまった方は、もう一歩踏み込んで飾り編みや模様編みなど、個性的な編み物作品に挑戦してみましょう。
編み方の基本をおさらい
さまざまな編み方を紹介する前に、今一度基本的な編み方をおさらいしてみましょう。
くさり編み
かぎ針編みでは基本中の基本「くさり編み」は、編み物に欠かせない編み方のひとつです。
編み始めには必要な「作り目」は、このくさり編みになります。
この作り目を土台にして編んでいきます。
こま編み
こま編みも、かぎ針編みでは欠かせない基本的な編み方です。
編み目（裏目）をひとつ拾ってかぎ針を通し、糸をひっかけたらすべて引き抜きます。
長編み
こま編みよりも高さのある編み方です。
この他の編み方のほとんどが、この長編みを応用したものが多いようです。
編み物の基本の編み方でバリエーション
前述した編み方3種類を使った模様の編み方を紹介します。
方眼編み
こま編みと長編みで、方眼紙のマス目のようにすき間を作る編み方です。
すき間を埋めてドット絵のような模様も作ることが可能です。
模様をみせるように作るなら、細めの毛糸またはレース糸などがおすすめです。
ネット編み
こま編みと鎖編みで、漁に使う網の目のように編む方法です。
方眼編みと似ていますが、ご覧のとおり編み目が平行ではないところが違いますね。
その名前からもわかるように、ネット風なバッグを作ったり、カーディガンやベストのような薄手の上着にもよさそうですね。
ピコット編み
くさり編みを3つまとめた編み方で、よく縁取りの飾りに使われます。
編み物のいろいろな編み方を見てみよう
スタークロッシェ
編み地が星の形が並んで見える編み方です。
クロッシェとは「かぎ針」または「かぎ針編み」の意味です。
一見難しそうですが、かぎ針になれてきた方ならすぐにマスターできそうです。
普通の編み物に飽きてきたら、スタークロッシェでちょっと変わった小物を編んでみても楽しそうです。
また、似たような編み方にささ編みや麻の葉編みなどもあります。
リフ編み
リフ編みはスタークロッシェに似ていますが、またの名を「ポイントスター」と呼ばれていて、スタークロッシェよりはっきりとした星形の形になっているのが特徴です。
ふっくらとした厚みを感じさせる編み方で、見ているだけでほっこりしますね。
シェル編み
編み目が貝殻の形に似ていることから「シェル編み」と呼ばれる編み方です。
独特な編み目で、細編みやくさり編みなどで間隔をあけたり、部分的な使い方や縁取りに使うなど、さまざまな模様に使える、覚えていて損のない編み方といえるでしょう。
パプコーン編み
編み目がふっくらぽこぽことして、毛糸独自の温かさを感じさせる編み方です。
厚みがほしい雑貨や立体感の出るモチーフなどに向いていて、並太・極太で作るとより大きくふっくら感が出てきます。
椅子に敷く円座や座布団、玄関マットなどにするとおしゃれですね。
ワッフル編み
名前からわかるように、スイーツのワッフルのような凹凸のある編み地になるのが特徴です。
編み地は分厚く固めなのでしっかりさせたい小物に向いてそうです。
玉編み
ぼこぼことした玉が並んだような模様の編み方です。
玉編みで厚さもあり、かわいらしさも抜群です。
この玉編みで、かわいらしい花をたくさん作ってつなげてモチーフにしても華やかになりますね。
編み方と合わせて毛糸の色も組み合わせて
ここまでさまざまな編み方を紹介しましたが、もちろん他にもたくさんの編み方があります。
しかしながら、編み方を変えるだけでなくさまざまな色の毛糸を組み合わせても楽しくなりますね。
2色や3色の組み合わせ、もしくはもっとたくさんの色を使っても面白いです。
そんな時に必要な新しい糸の替え方、糸の始末の仕方の動画を紹介します。
編み物の編み方まとめ
くさり編み、こま編み、長編みの他にも、覚えておくとよい編み方もたくさんあります。
全てを一生懸命覚えるよりも、実際に作るたびにひとつずつ新しい編み方を編みながら覚えていく方が身につくのも早いことでしょう。
今回ご紹介した編み方も、見た目に特徴的なので編んでみてきっと楽しい時間になるのではないでしょうか。
